多汗症・腋臭症(わきが)

多汗症と腋臭症(わきが)は混同されがちですが、厳密には異なる病態です。
汗を分泌する腺には2種類あり、それぞれエクリン汗腺とアポクリン汗腺と呼ばれます。エクリン汗腺から分泌される汗は、主に運動や緊張などにより分泌されます。この汗自体は無色無臭ですが、分泌量が多いとそこに繁殖した細菌によって臭いが発生しシャツなどに色じみを生じます。一方、アポクリン汗腺は、わきの下以外にも耳の後ろ、乳輪、性器周辺などに多く存在し独特の臭いを発します。

多汗症

多汗症は、主にエクリン汗腺からの汗の分泌が多い状態です。
老若男女問わず、わき汗が多いと、シャツの色じみや不快感から日常生活に支障をきたす場合があります。
治療は、ミラドライ、ボツリヌストキシン注射、制汗剤処方を行っています。

腋臭症(わきが)

アポクリン汗腺からの汗の分泌により独特の臭いを発しますが、たいていの場合、ご本人は気づいておらず家族や友人に指摘されて来院される方が多いです。また、ご家族にわきがの方がいらっしゃるケースもしばしばみられます。治療は、ミラドライ、腋臭症手術(保険適用)を行っています。

治療の流れ

まずは、外来にてご相談ください。
医師の診察にて、わき汗のかき方、臭い、症状から判断し、最適な治療方針を提案いたします。治療はすべて局所麻酔による日帰りの施術となります。

ミラドライ

原発性腋窩多汗症に対する治療機器として国内で唯一厚生労働省からの認可を得ており、臨床的にも実績のある治療機器となります。
マイクロ波を照射することにより、エクリン汗腺、アポクリン汗腺を熱破壊し、汗の分泌を抑制します。手術のように皮膚切開の必要がなく、また施術後の管理も手術ほど大変ではありませんので、当クリニックでは、わき汗治療の第一選択と考えております。施術方法は、まずわきにしっかりと局所麻酔をし、汗の範囲をマーキングしてからマイクロ波を照射していきます。

施術中の痛みはなく、両わきで1時間程度の施術になります。施術後は、専用アイスパックにてしっかりとクーリングをして終了となります。シャワーは当日から可能です。効果は数日後から実感でき、半永久的に持続するので、基本的には1回の施術で治療完了となります。施術後も安心して過ごしていただけますよう、定期的にアフターフォローをさせていただきます。

術後の注意点

  • 術後の注意点として、腫れ、内出血、異物感、左右差、代償性発汗などが挙げられます。
  • 術後に起こりうる上記リスクに関しまして、形成外科専門医が責任を持って対応いたします。

ボツリヌストキシン注射

発汗を抑える注射を両わきにします。
わきにボツリヌストキシンを注射すると3日ほどで汗の量が減り始め、2週間ほどでその効果がピークとなり、その後4~6ヶ月かけて徐々に効果が落ちていきます。汗が気になりだす季節の少し前に治療をすることお勧めいたします。施術時間は両わきで10分ほどです。

腋臭症手術

わきがに対する手術療法で、わきの下に約4~5cmの皮膚切開をし、アポクリン汗腺を取り除きます。術後は、わきの下にガーゼを厚くあてた状態で固定され、1週間後に抜糸が必要です。エクリン汗腺は温存されますので汗の量自体はさほど減りません。保険適用となります。



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