さかまつ毛(眼瞼内反症)
- まぶたやまつ毛が眼球に当たっている
- 目やにが増えた
- 眼科で眼球に傷がついていると言われた
このような症状がある方は、眼瞼内反症やさかまつげの可能性があります。
眼瞼内反症とは、上下のまぶたがたわみ、まぶたやまつ毛が眼球に接触した結果、角膜に傷がついてしまう病態です。角膜が刺激されると痛みが出現し、やがて目やにが増えてきます。角膜に傷がついた状態が続くと視力低下の恐れもあるため、早めの対処が望まれます。
治療について
治療は局所麻酔による日帰り手術となります。手術は1時間程度で終わり、術後は翌日と1週間後(抜糸)に受診していただきます。その後は3ヶ月後、6ヶ月後、以後、年単位でアフターフォローをさせていただきます。
術後の注意点
- 術後の注意点としては、腫れ、出血、感染、左右差、後戻りなどが挙げられます。
- 術後に起こりうる上記リスクに関しまして、医師が責任を持って対応いたします。
よくあるご質問
Q1痛みはどれくらいありますか?
手術は麻酔が効いてから開始しますので術中の痛みはありません。
術後は鎮痛剤を処方いたしますが、翌日まで痛みが続くことはまれです。抜糸の際は痛みが少ないため、基本的に麻酔は行いません。
Q2術後はどれくらい腫れますか?
まぶたは元来腫れやすい部位であり術後の腫れは少なからず起こりますが、大きな腫れは抜糸が行われる頃(術後1週間後)には治まり、その後、半年くらいかけて残った腫れが徐々に引いていきます。
Q3洗顔・入浴はいつからできますか?
洗顔は2日後から可能です。自宅にて洗顔後に軟膏を塗っていただきます。
入浴は、当日はシャワーのみですが、翌日からは入浴も可能です。
Q4アイメイクやコンタクトレンズはいつからできますか?
アイメイク・コンタクトレンズは抜糸後(手術1週間後)から可能になります。
Q5保険はききますか?
眼瞼内反症/さかまつげは保険適用になります。